営業二部 営業二課Sales Section II
2006年入社
毎日が目まぐるしく刺激的
就活サイトで地元静岡の企業を探していました。その中で業界トップクラスのシェアを持ち、無借金経営の地元の優良企業である当社のことを知り、興味を持ちました。会社説明会で本社を訪問した際の印象は「地味な会社」でしたが、100年近く続く堅実経営に惹かれ、他にも内定はいただいていましたが、迷うことなく当社に決めました。
住宅部材や自動車部品などを加工したり製紙会社で使われる刃物の営業をしています。販売店への定期訪問に加え、新規開拓も行います。お客様に一番近いところにいる営業だからこそ仕事の幅は広いですが、メーカーの強みである開発技術部や生産部など社内の他部署や上司・同僚と協力しながら日々営業活動を行っています。
以前担当していたお取引先での話です。当社のシェアは低く2番手3番手にもなれない状況でしたが、お取引先の営業マン達が揃う夕方に何度も出向き、当社製品の特長を説明・提案し、彼らと同行販売を重ねていくうちに信頼関係が築け、多くの仕事をいただけるようになりました。そうした努力の末、ついに当社のシェアが単月でトップになることができました。そして、お取引先の社長から「おめでとう。天龍を1番にしたのはお前が初めてだ。大したものだ。」と思いがけないお褒めの言葉をいただき驚きましたが、それまでの努力を認めてもらえたことが素直にうれしく、また大きな自信につながりました。
入社2年目のことです。先輩の力を借りつつ自分が提案した刃物がお客様から高評価を受け、大変喜んでいただけました。するとこれに気を良くした自分は、もっと優れた物を提案してやろうと考え、お客様に相談もせずに一部仕様を変更してしまいました。自分としては良かれと思ってしたことですが、これに気づいたお客様から怒りの電話が…。その会社の窓口となっていたのは工場の管理責任者です。当社の刃物が使い物にならなかった場合、自社の生産に大きな影響が出るため怒るのも当然です。結果的に勝手に仕様変更した刃物が以前のもの以上の性能だったため事なきを得ましたが、仕事をする上での自分の考えの甘さと責任の大きさを痛感させられた出来事でした。
毎日のように起こる初めての経験はとても刺激になります。お客様の要望は十人十色。対応に悩むことも多いですが、ひとつひとつこなしていくことで、お客様との信頼関係が深まり、また新しい仕事をいただくことで自分自身もステップアップできることに魅力とやりがいを感じます。
「TENRYU」ブランドを広めることです。当社の製品は様々な業界のモノづくりに使われています。その中で、残念ながら当社の知名度がまだまだ低い業界もあります。製販一体であるメーカーの強みを活かして、ひとりでも多くのお客様に「TENRYU」を使っていただき、ご満足いただくことが目標です。
売れるものではなくお客様のためになるものを提案するのがメーカー営業の仕事と考えています。お客様のニーズを正確に把握し、そのために当社に何ができるか考えることは難しくもあり面白さもあります。
能動的かつ柔軟に動ける方です。会社を取り巻く環境は日々変化しています。100年を超える歴史を持つ天龍製鋸をさらに魅力ある会社にするためには、守るべきものは守り、変えるものは変えていかなければなりません。そのために自ら課題を見つけ、目標を立て、実行していける方と一緒に働きたいです。