海外統括部 国際営業課
International Sales Section
2011年入社
を中心に活躍
静岡県内の地元企業に絞り就職活動をしていたところ、ある合同企業説明会で声をかけられ応募しました。当初は何を作っている会社なのかすらわかっていませんでしたが、採用担当者の人柄に触れ好感を持ったことや地元でも評判の良い会社ということもあり、天龍製鋸を選びました。
子会社の天龍メキシコに駐在し、代理店と協力しながら営業を行っています。メキシコは自動車産業が盛んなため、金属切断用の製品の販売が中心になっています。具体的には、メキシコ国内の既に取引のあるお客様や新規見込み先を訪問し、要望に沿った最適な製品を提案・受注することが主な仕事です。また、天龍メキシコでは併設する工場で製品の再研磨業務も行っているため、生産の管理や現地人スタッフへの指示も行っています。
あるメキシコのお客様から新規製品の問合せがあった時のことです。早急な回答が求められ、遅くなれば他社に取られてしまうことが懸念されたため、その日のうちに本社の開発技術部・生産部と連携し、仕様を決定し見積書を提出しました。その結果、他社に先んじて受注することができました。自分が関わった製品が工場の製造工程に流れ、完成した時は非常にうれしく誇らしい気持ちになりました。この気持ちを忘れずに、常にお客様にご満足いただけるような対応をめざして日々精進しています。
以前、台湾の営業を担当していた際に、お客様が展示会で使用する新製品の手配を忘れてしまったことがあります。通常の納期では2カ月程度かかるアイテムでしたが、発覚したのは展示会の一週間前でした。幸い材料は在庫にあったため、生産部をはじめ多くの方々にお叱りを受けながらも協力していただいた結果、一週間で製作でき、ハンドキャリーで製品を展示会場に持ち込みました。その展示会は成功し、お客様からも追加注文をいただくことができました。
汗だくで30kg以上の鋸を抱えながら飛行機に乗ったことは一生忘れないと思います。
メキシコ国内に留まらず、他地域からも日々問合せや依頼があります。それらをいかにスムーズに社内で共有・検討し、お客様の希望に沿った提案ができるかというところにやりがいを感じます。数日の差で契約が奪われることもあるため、迅速に対応して結果が残せたときは大きな達成感があります。
当社の製品が世界中のモノづくりの現場で少しでも多く使用されるよう貢献したいと考えています。常にアンテナを高くして営業活動を行い、まずは担当しているメキシコ・北米市場のお客様の要求に柔軟に応えながら、当社シェアを伸ばしていきたいです。
言葉も文化も違う海外では、日常生活はもちろん仕事上でも、思った通り物事が進むことはまずありません。ですから、仕事をスムーズに進めるためにお客様・営業・生産それぞれの立場や事情を考慮・理解した上で、どれだけ調整を行えるかが面白いところであり、同時に難しいところでもあると思います。
自分が見て聞いて体験した情報を正確・簡潔に伝えられることは、組織の中で働く上で非常に大切なことだと考えています。私自身それを日々意識しながら仕事に取り組んでいます。『報・連・相』が素早くしっかりとできて、チームワークを大切にする人と一緒に働きたいと思います。